ピアノ独学者の頭の中。

独学過程での記録を残しています。一部機能していませんので、ご了承ください。

【覚えると特殊能力が手に入る】スケール(音階)練習 ハノン39番

スケール演奏を記録しました。
動画はハノンの39番をもとに、一部変更しています。 概要欄では以下のように書いています。

ハノン39番のスケール前半部分の練習動画です。 後半は別の動画としてアップロードします。 実際のハノンの楽譜とは一部異なります。 各スケール冒頭にその調に対応する1の和音を追加しています。 ハーモニックマイナーとメロディックマイナーのスケールをまとめて演奏し、そのあとにカデンツを演奏しています。

ハノン39番の構成はスケール+カデンツとなっていますが、かなり有意義な練習だと思います。
以下はその理由
・スケール(音階)の仕組みを知ることができる
・複数のスケールとカデンツを聴くことで調性についての感覚が磨ける
長調短調の音程を耳になじませる
カデンツ≒コードなのでコード演奏が身につく(カデンツは役割を持たせたコードの組み合わせと理解している)
・調に応じた演奏を指になじませる

スケールは決まった音程でできているので同じ種類の調の音程がわかれば主音(スタートの音)をかえて12のスケールが作ることが出来ます。
決まった音程の音を聴くことで音程を耳で覚えることが出来ます、調の違いも比較しやすいです。
スケール+カデンツで構成されていますが、これを組み合わせると各調の代表的な和音の組み合わせを弾く+聴くことになります。
スケールがわかるとそこからコードが導き出すことが出来ます。
例えばCのコードはCMajorスケールの第1音、3音、5音の組み合わせです。
CmのコードならCminorスケールの第1音、3音、5音の組み合わせです。
カデンツとして各調のⅠの和音とその転回形、Ⅱ7の転回形、Ⅴ7和音を弾くことになるのでこの名前をはっきり意識して弾く・聴くことができていたら、ただの指の訓練以上の練習効果になります。

音程、コード、手の形、音色、テンポ感、リズムを変えたり・・・・ 正直考えることが多すぎるので集中できません。
今は自分が伸ばしたいものに絞って演奏しています。

【補足】タイトルと動画概要欄にある特殊能力の勘で押す鍵盤の正解率70%増ということについて
ほとんどの曲が決まった調(音階)を使うように作られています。
そのため、曲中で使われる音階がわかると鍵盤12種類のうち、7種類に絞られます。
つまり、選択肢が12から7減るので確率があがりますということです。

【補足2】ハノン39番のカデンツ(スケール後の和音)について
ハノン39番のスケールを弾いたあとに和音を弾くことになりますが、この組み合わせは一例として覚えるのは良いと思いますが、バリエーション増やしたほうがより良い練習効果が上がると思います。
コードパターンが少ない上に、あの形ではよく使われそうなんだけれど結局、他の多数のコードパターンに埋もれるのでそれほど役に立たない気がします。
コードパターンとして覚えてしまったら違うパターンも追加してみたり、あえて弾かずに別で専用のコード練習の時間にあてても良いかも。
スケール+コードの練習はいろいろあるみたいなので、ちょっと探せば個人で自作されているかたの動画なんかも見つかりました。

以上、スケールって指の運動だけじゃなくて音楽上でも結構大事なことなので、 いろいろ考えて練習すると楽しいよっていう考え方の記録でした。