私の単音聞き取りトレーニングの記録
単音聞き取りトレーニングの経過について記録しています。
音感トレーニングはとても長い目で見なければ効果が体感できないものがほとんどなので、やっているうちにこのままで良いのかと不安になります。
ここでは、単音の聞き取りトレーニングの経過を記録しています。
ご自分の状況と照らし合わせながら成果確認や軌道修正に役立てられないかと思い記事にしました。
内容に関しては継続中なので随時更新していきます。
さらっとまとめ
こちらではトレーニング過程について記録していますが具体的なトレーニング方法については別途記事にまとめていますので、トレーニング手法について知りたい場合はそちらを御覧ください。
音感トレーニングの一貫として、単音の聞き取りトレーニングを行いました。
はじめの千問は???ばかりで何をやっているかもよくわからず、数千問やると成果が確認できます。
一万問に届く頃には成果が出ているはず。
ただし、やり方を間違っていると次の調(キー)でうまくいきません。
一つ目の調での練習経験は無駄ではありませんが、より効率の良い練習を求めるなら単音聞き取りトレーニングをやり込む前に十分な理解が必要です。
場合によっては3ヶ月をやり直すことになります。
また、単音聞き取りはあくまで基礎のトレーニングの一つなので、これが出来たからといって成長した実感はあるものの、実用的な音感レベルにはまだまだ届いていません。
音感トレは適当にやったら失敗しちゃうかもしれません。
はじめてのトレーニングと失敗。単音聞き取りハ長調編
移動ド単音聞き取り教材を用いてハ長調での7音の単音聞き取りを行いました。
はじめて本格的にやり込んだトレーニングのため、右も左も分からないまま進めました。
スタート時はどれが何の音なのか全くわからない状態でしたが、続けていくと正答率は上がっていきました。
基礎的なトレーニングという位置づけで比較的簡単、少しずつでも継続すると3ヶ月のうちにはほぼ全員が成果が出るようなものでした。
私は休みの前日からスタートして一気に大量の問題をこなす方法を取り、実際数日のうちに効果を体感できました。
10日程で100問満点を取ることができ、問題で単音が流れるとドやファやラなどすぐにドレミが連想できました。この段階で合計8000問近く答えていました。 他の事を全くできないかなり過酷なペースです。
7音聞き取りからステップアップして12音聞き取りも順調進め9割ほどの正答率になったところで、別の調にチャレンジしました。
結果、ハ長調はわかるのに別の調だとハ長調の音を引きずり正しく答えられない状態でした。
ここで、私はまたゼロから新しい調のトレーニングすることに心が折れそうになると同時に、今までのトレーニング方法が間違っていたかもしれないと疑問に持ちます。
そこで一旦トレーニングの量は減らし、改めて音感トレーニングについて教材を読み返しました。
一度は目を通していた教材ですが、トレーニングした経験のためか、以前読んだときより内容が理解出来ました。
さらに理解した範囲で今までのトレーニングが間違っていたことに気づきます。
全く無駄なトレーニングではありませんでしたが、トレーニング目的に沿っていない方法でやっていたことがわかりました。
トレーニング方法について整理し直して改めてまた手をつけていない別の調でトレーニングを始めます。
失敗して始めて音感トレの面白さに気づきます。
新たなトレーニング方法。自作教材単音聞き取り編
改善した単音聞き取りトレーニングは自分のトレーニング目的がはっきりしていたので手元にある既存の教材には不満があり自作することにしました。
ベースはもともと使っていた教材と同じですが、より自由度を高く、短時間で効果的に問題をこなせるものを準備しました。
自作教材かつ、トレーニング目的を明確にできたことで成果は順調で3日程で成果は体感できました。
内容はスケール上の7音聞き取りです。
【初日】聞き取れる音は僅かながらも順調に覚えていきました。
【二日目】初日の分を含め、新しく聞き取れる音を増やすましたが、ペースが早すぎたようで少し混乱し正答率が安定しませんでした。
また、試しに調を変えてみたところ、それほど苦労なく答えられることがわかり、トレーニング方法が間違っていなかったことを確認しました。
【三日目】二日目にあまり出来ていなかったものが一日経って記憶が整理されたためか、正答率が上がりさらに聞き取りできる音が増えます。
【四日目】成果は順調でよりはっきり答えがわかってきたのが体感できました。が、ここでは正答率はまだまだ不十分でした。
【五日目】四日目で不十分だったところを復習し直し、かつ正答率を上げる作業を行いました。
【六日目】
[音感トレ]単音聞き取り6日目。7音に関しては9割以上の正答率。調を変えても特に違和感なし。けれど、まだ本当に基礎の部分なので実用的な音感とは言えず。次の段階に進めようと思う。加えて、ロードマップが不透明に感じたので改めて内容を考える。
— noma@ピアノ音感四苦八苦 (@nomagii2020) November 12, 2020
ほとんどの音の聞き取りに自信を持って正解することができ、正答率も9割以上、回答速度を上げる作業に入りました。
複数の調を混ぜ込んだ応用トレーニングも行ったが特に問題なく答えられました。
調子に乗って簡単な童謡の聞き取りに挑戦し撃沈。
具体的には中心音の聞き取り、そのあとの1音の聞き取りも可能だがメロディを聞き取りできない状態です。
単音しか聞き取りを行って来なかったため、メロディの聞き取りの準備が出来ていなかったことが明白になり、中心音への意識も保つのは困難、これは保てなくても調無視のインターバル感など他の音感でカバーできるとわかりつつも可能なら保持したいので意識は続けてみるので成果は後日。
【七日目以降】7音単音聞き取りはある程度できたものの六日目の段階で不十分なことを実感。
これまで通り継続しつつも、一度自分のトレーニング方法について見直すことに。
一週間の成果として調が異なる問題にも不都合なく7音を聞き分けられる能力が身につきました。
その一方で、
7音の単音聞き取りができても実用的な音感レベルには足りていないことも体感しました。
これはかなり詰め込んだ訓練成果なので通常はもっとゆっくりやるべきものだと考えます。
自作教材が想像以上にうまくいって安心しました。
このあとのトレーニングの順序について
今後のトレーニング順番は検討中です。内容が決まり次第追記します。