ピアノ独学者の頭の中。

独学過程での記録を残しています。一部機能していませんので、ご了承ください。

スケール練習記録・短調編

スケール練習記録・短調

新たに短調のスケールの練習を開始したので、何の役に立つかわかりませんが記録に残します。
ピアニストが指鳴らしでさらっと弾いてみせる例のアレです。

今のところ、基礎練習で意義を見出せているのがスケールとアルペジオです

さいしょにまとめ

現在の私にとってのスケール学習の意義

単純な指の運動としてはもちろん、調に対する意識、音程を意識する音感トレーンングを兼ねています。

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スケール練習記録を残します。
スケールはどれもドレミファソラシドでできていることを理解しておくと学習効果が上がると思います。
これはそのスケールの音程の組み合わせを知っておくということです。
階名については【おわりに】の項目で少し触れます。
(スケールによって、ドレミの組み合わせが違います。ダイアトニックメジャースケールなら全部ドレミファソラシド同じ音程という具合)
更に発展すると、調ごとのコードの記憶、調ごとの打鍵を安定させるフォームの会得、曲のアレンジの際のスケールを織り交ぜるなどができると想定していますが、
まずはスケールの指使いを覚えてなめらかに弾けることを目標にしています【2020/11/29時点】。
これを記事にした時点でメジャースケールは既に練習に組み込んでおり、なめらかとは言えないが形がようやくできてきたかなというところです。

記事の最後に参考の本や動画を記載します。

練習のステップアップ手順

・スケールの音程を覚える(ドレミファソラシド、ラシドレミファルラ等移動ドとして)
 階名と結びつけるのは必須ではないというか人によっては邪魔になるのでよく目的と効果を検討すること ・スケールの指使いを覚える
 基本の指使い一つ覚えて、別の指使いがあれば比較しながら都度導入を検討する ・スケールのコード(1,4,5)を覚える
 自由に移調したいので個人的には必須、スケールとセットでやったほうが効率がいい
・目隠しでスケールが弾ける
 鍵盤を見ないと弾けない状態の脱却、手が触れたものの情報から目的の鍵盤を探す
 基礎練習はどうせ指で覚えてしまうので譜読み能力を鍛えることは捨てて、ブラインドタッチの練習とする
 また、目を閉じると音にも敏感になるので耳の訓練にも効果あり
・目隠しでスケールに対するコードが弾ける
 一つ前の項目の発展
・調ごとに安定した音を出せるフォームを作る
 ブラインドタッチだけでなく、手のフォームを目で見て確認するのも必要
 練習段階では【鍵盤と手を見る練習】と【何も見ない練習】どちらからも得るものがある
・アクセントの追加
 すべての指で打鍵の安定性のために
・上行、下行は平行移動と左右で逆行させるパターン追加(練習意義が見つけられるまで保留)
 これは耳に音程が定着してから取り入れたい
・オクターブ以外に3度、6度の追加(練習意義が見つけられるまで保留)
 3度なら短3度、長3度が組み合わされるが音程記憶としても役立ちそう

【2020/11/29】短調(メロディック・ハーモニック)スケール練習記録

この日、ハーモニックマイナーとメロディックマイナースケール(和声的短音階旋律的短音階)をすべてまとめて運指を勉強しました。
合計2時間程度です。 ---【2020/12/13追記】使う教材によって運指が違うことが判明、どちらも無理のない運指なので誤りではないと思うが後日運指を修正しました。
基礎的な動きの運指に関しては今後使用頻度が高いと思うので要注意---

音階を階名で覚えてしまえば、あとはスケールの場合の指使いのルールがわかってきたので、自分で運指を設定、
指定されている運指を見て間違っていないか確認という流れです。 これはメジャースケールで運指を覚えていたので、そのときの感覚で正解が大体わかりました。
開始の指がズレるのは運指を覚える上で邪魔なだけな気がします。
例外としてスケール開始や終了のときは小指を使ったり、薬指や中指を使うところをより短い移動で済む一つ横の指で補える程度に解釈しています(あまりこの運指ルールは納得していません、おそらく他に理由があるのでしょうが今のところ正解はわかっていません)。

スケールは一つずつゆっくりやって行く予定でしたが、できるときに一気に進めてしまわないといつまで経っても成長しない気がしたため強行しました。
やり始めてみると意外と早く終えられました、運指の刷り込みと音感トレ用の階名の刷り込み作業をあわせてやっていたため、階名と指と音の一致をとくに考えなければもっと早く終えられるかもしれません。
とはいえ、この日は1オクターブだけやったため、つなぎ部分の2オクターブ以上の運指の違いを定着させたり、
よりなめらかに弾けるようにするためには長期的に練習を続ける予定です。
今回は導入としての試みです。
いつまで経っても音階や運指がわからないと気軽に練習もできないので一度それらに触れたことで今後のハードルを下げられたと思います。

経験のないものは途方もない壁に思えるけど、不十分でもやったことある事ならとっつきやすくなるはず

おわりに

はじめにという名前で書き始めましたが無駄が多かったためおわりにと名前を変更します。
読み直すときは最初に結論がないと自分が読む気にならないため。

基礎練習自体はあまり好きではないです。
何のために必要か明確でないものをやっても成長を実感しにくいためです。
そのため、なんとなくハノンを5番くらいまで弾いた程度です。
何が基礎練習かは解釈次第でいろいろあると想いますが、私の中では指の運動的なものを指しています。
基礎練習の良いところは何も考えずに弾けることです。
極端な話ですが、テレビを見ながら別の音楽を聴きながらでさえできます。
もちろん、そんなことしたら自分の音も聞けないし、指使いも、譜面を見る目も養われないし怒られてしまうかもしれません。
ですが、集中してやる練習もあれば、暇なときに遊び感覚でやるもの、何かをしながら指の体操するものなどあってもいいと考えています。
100点の出来の動きができる人に、20点くらいの動きになる練習をさせて変な癖を新たに身に着けてしまうくらいなら、
その練習はしないほうがいいのでしょうね。

話がそれましたが、ここはスケール練習記録の場です。
練習過程がどのようになっていたか記録して練習改善の役に立てたり、懐かしんだりする日が来るかもしれないと考え記録しています。
演奏者が指鳴らしでよくやっているので聞いたことあるな程度のものでした。
これがスケールを弾いているということさえ知りませんでしたし、ハノンの39番あたりに含まれていることも知りませんでした。
ハノンは楽譜で見たことはなく、違う方面から知識をつけていった結果としてスケール練習が必要になり学習を始めています。 ちなみに、その後ハノンの楽譜はパブリックドメインなので楽譜としては 入手しました(使っていません、最後の和音の部分はそのうち練習に取り入れたいです、今は独自のポップス調のコードをスケールの最後に加えています)。

【補足】私の使う階名について

ドディレメミファフィソルラセシドを使っています。
階名はドレミファソラシドが一般的ですが、個人ごとに学習経緯が違うのでドレミ以外を使うこともあります。

書きたいことを書いていたらとても長くなったので、ばっさり切りました。いつか別記事で。

参考資料

書籍
・ピアニストの毎日の基礎練習帳/岩崎淑/春秋社(主に一章の2,3あたり)
動画
YouTube/チャンネル名Inner Art of Music/再生リスト名Piano Scales and Arpeggios