ピアノ独学者の頭の中。

独学過程での記録を残しています。一部機能していませんので、ご了承ください。

私のピアノが上手くならない理由

私のピアノが上手くならない理由

いつまで経ってもピアノが上達しないと感じる現象。
意外と多くの人が経験しているんじゃないでしょうか。
私がピアノが上手くならないことについて文字にしてみたいと思います。

この現象は名前がついていてもおかしくないほどあるある

さくっとまとめ

記録を残し自分を客観視して、目標と練習内容を吟味して、しっかり練習量も増やせば伸びます。

自分の実力がわかっていない

客観的に見るとしっかり成長しているのだけれど、自分では気づいていないパターンです。
自分の演奏を正しく評価することは意外と難しいです。
たまたま上手く演奏できたときのことだけ覚えていて、下手な部分には気づいていない(気づいていないからこそ改善しようと考えない)、だからこそ少し高めの自己評価をしてしまって後日比較しても記憶の中では成長実感なし。
これは録音、録画して成長記録をつけていると数ヶ月前と比べると全然違うことに気づけます。
ときどき記録を残していますが、撮影時わからなかったような粗が見つかったり、それがいつの間にか改善していたりします。

練習量が足りていない

これは想像に難くないと思います。
曲を一日一回しか弾かなければ一生上手くならないなんて言葉を聞いたことがあります。
私の体感としては以下のような感覚
1回しか弾かないなら記憶の維持、または維持にも満たない程度
10回弾いていれば多少の成長を実感できる程度
100回弾いていればその日のうちに成長が明確にわかる程度
それ以上弾くと手を痛めるので弾く以外の練習方法を取るべき
根性論的に量をこなすというのは効率が悪いですが、それでも明確に成長できる方法だと思います。

伸ばしたい能力と練習内容が合致していない

これは見落としやすいけど大事なポイントです。
一曲がうまくなりたいなら闇雲に弾いていてもそれなりのところまでは上手くなります。
しかし、上手いと感じるポイントはさまざまです。
ある部分では成長しているけど、
たとえば、一曲の完成までの時間を短縮したいという指標で見るならば
一曲を集中して仕上げる練習だけではあまり効果が得られないでしょう。
私の場合、ピアノ弾いていれば譜読みも音感も次第によくなるだろうと思っていたけれど
半年ほど経ってみても成果はほとんどありませんでした。
その時の練習内容は難しい1曲を長期間かけて何度も弾くというものだったので当然だと思います。
譜読みがはやくなりたいなら譜面を読む練習やノウハウについて学ぶべきですし、音感を鍛えたいなら弾くよりも聴くことにバランスを傾けるべきだと思います(その当時は聴くことなんて全くしませんでした)。

自分が成長しているから、いつまでも下手に感じてしまう

ピアノに触れることでしっかり成長できているからこそ、自分が下手に思えてしまうパターンです。
練習すればするほど知識も増え、耳も育ち、目標も常に高くなっていきます。
以前の下手な自分では気づかなかったミスがわかるようになります。
上達するほどミスと感じる部分のレベルがどんどん上昇していきます。
結果的にいつまでたってもミスのない完璧な演奏ができないません。